コラム:幻のオリンピック
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- 2012/12/17(月) 08:28:09
映画リビュー「アルゴ」
映画リビュー「アルゴ」
ベンアフレック監督、主演、CIA工作による、国外脱出作戦映画だ! アクションあり、ちょっとしたラブロマンスあり、クライマックスではハラハラドキドキのサスペンス&スリラーあり、時たま、えっ? ウソ!? と驚いて笑ってしまうコメディーあり、大いに楽しめる作品である。しかし、根本は人間ドラマだ。国のため、人のため、家族のため、そして自分のためにも、やり遂げなければいけないミッションが描かれているのだ。
まずはバックストーリーを。つまり当時の事件の発端になった背景を説明しよう。
1979年2月にイラン革命が起きた。それまでは、モハマンド・シャー皇帝(パ−レビ国王)が力を握り、近代化を進めていた。そもそも革命がおきる原因がいくつかあった。石油発掘で国力が強くなっても、富の恩恵は支配階級だけに限られた。なかなか生活水準が上がらない国民の不満が募った。
独裁的な政権だったようだ。支配階級が政治的に実権を握り体制を固め、批判する者は、逮捕、処刑をしていた。 経済改革にしてもうまくいかなかったようだ。石油が欲しいアメリカとの癒着で、アメリカから高価な武器を購入、輸入し軍事を固めながら、パーレビ国王は、(アメリカの方針で)自国マーケットを工業化し、利益追求の自由主義をすすめた(もちろんアメリカの投資家が儲かるように)。農業政策もうまくいかずに、労働者達は少しでも賃金の高い都市部へ流れた。農地での生産が低下し、食料を海外からの輸入に頼るようになった。工業の技術者育成を怠り、技術を要する人材は移民に頼るようになり、多くの移民を受け入れるようになった。産業政策はうまくまわらず急速に衰退して行き、危機を察知した資本家達もイランへの投資をやめ、海外へと資産を移した。
西洋的な資本主義、考え方も含めた自由主義は、国民の生活がよくなればいいが、貧富の差を生み、さらに苦しくなっていったため、受け入れられなくなった。それはイスラム国家の伝統、宗教の尊厳を、無視する、怠る行動として反感を買い、反米運動へとつながった。それ以前に、1953年、米英が計画したCIAによる、当時のモサデク政権を転覆させるクーデターがひとつの引き金となっている。イランの真の独立を目指した民族主義のモサデク首相は、石油の国有化を成し遂げた。1940年代までは、イランの石油利権の84%が、イギリスの石油会社に渡り、16%のみイランが保有した。
しかしイギリスの経済制裁で急激に悪化した。アメリカも当初は、民主化をすすめ、安定した国家作りを援助し、モサデク首相を歓迎していたが、民主党のトルーマン大統領から共和党のアイゼンハウワー大統領に変わってから、モサデク転覆へと急転した。憶測では、アメリカの石油利権の確保と、モサデク政権がソビエト寄りになってきたこと、つまり共産化を恐れたため反共作戦だ、と言われているが、真相は定かではない。
そういう経緯を経て、イギリスの利権を序々にアメリカがとってかわって覇権者となり、国王によるアメリカとの癒着が、悪の要因と国民が考えるようになった。イラン国内で反米感情が一気に高まって、パーレビ国王を追放した。そして、昔ながらの良き伝統的な価値観をもった国家を作り上げようと、国外に追放されていたイスラム原理教指導者のホメイニを呼び戻し、イスラム革命をおこし、国民による新しい国家を設立したのだ。 エジプトに亡命したパーレビ国王は、その後、ガンの治療のためアメリカに渡った。
イラン国民はパーレビ国王の身柄引き渡しを求めた。入国を認めたアメリカに対して、イラン国民の不満が爆発し、テヘランのアメリカ大使館に革命派学生達が占拠し、アメリカ人職員56名を人質にした。革命から7ヶ月後の1979年11月だった。しかし6名が免れる事ができ、大使館の外に出て、近くのカナダ大使館へとかくまってもらった。ちなみに、最後の皇帝となったパーレビ国王は、その後パナマへ、そして1980年、亡命先のエジプトで亡くなった。
という以上のストーリーの背景を本編の最初の5分程でモンタージュ映像で説明している。
CIAが動き出した。その6 名を脱出できる計画をたてて実行しろ、とその分野の専門であるトニー・メンデスに指令が出た。考えついた作戦が、架空のカナダ制作のSF映画「アルゴ」の撮影のロケハンをするという言い訳で、制作スタッフになりすまし、まずイラン国内に入り、スタッフを連れて国外へ抜け出すと。このウソのようなバカげたアイデアだが、「アルゴ」を本物の作品のように、業界紙に制作発表を大々的に載せたり、オフィスを設けたり、パーティーを開いたり、本格的に映画製作を進めるているかに見せた…。
キャスティングが素晴らしい!
ベテランのプロデューサー、レスター・シーゲル役のアラン・アーキンと「猿の惑星」でアカデミー賞を受賞した特殊メイクのジョン・チャンバーズ役のジョン・グッドマンのやり取りがとてもいい。楽観的な風貌をし、フレンドリーな性格だが、その奥底には、強い愛国心があり、なんとか諦めずやり遂げようとするパッションが伝わる。
エージェントのトニー・メンデス役のベン・アフレックもなかなかよい。コツコツと、もくもくと、考え抜いて作戦を実行していく孤独な姿が、共感を持つ。内面は凄いプレッシャーなのだろうなあ、と感じさせるのだ。
CIAの上司役のBryan Cranstonが、ニクイほどいい! 彼自身も、国家のあり方、自分の役職の義務と立場、作戦の成功の可能性、部下への思いやり…大いなる葛藤と闘っている。(ネタバレ)最後には最大の協力者となる。彼が一番よかったかも。
カナダ大使役のVictor Garberもイケてる。かくまう責任は重大だ。ばれたら自らの命も危ない。時間も刻々と過ぎていく。そして6人職員達のそれぞれの葛藤、絶望感、かすかな希望…限られた空間の中、時間の中、巧みに描かれている。
この作品のクオリティーの高さは、リアルに感じるキャラクターたちがしっかりと脇を固めているからかもしれない。中近東でのシリアスな革命とハリウッドの非現実的な雰囲気のコントラストがより一層、この作品のユニークさを出している。79~80年頃、当時のファッション、髪型などもリアルに再現しているのも、臨場感あふれていい。
当時の映像フィルムとマッチングショットも、緊張感を増す。
カーター大統領は、1980年4月24~25日に、人質救助作戦に出たが、ヘリコプターの故障や事故で失敗した。
1980年の大統領選挙で、共和党のレーガン対民主党の再選を狙うカーターとの戦いだったが、共和党が選挙を有利に進めるため、人質の解放を選挙後まで引き延ばした。つまり解放したら現職のカーター大統領への指示が高まるだろうという懸念からだ。
444日ぶりに人質が解放された。それはレーガン大統領が就任し、カーター大統領が退任する1981年1月20日だった。
何はともあれ、ウソのような本当の話であり、アメリカが刻んだ歴史の1ページを学ぶ事も出来た。大統領選挙の年であり、現在も緊迫する中近東問題も絡みタイムリーな秀作である。ちなみに、Executive Producerの一人はジョージ・クルーニーである。
是非、見られることをお勧めします。
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- 2012/12/15(土) 15:18:16
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