役者の特徴を生かす演出法とは…?

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「この役はこの役者」にとキャストが決定されるいきさつは:
(1)脚本を書いている段階で、この役者と決めている。
(2)オーディションでピッタリはまった役者が現れ決める。
(3)オーディションで役のイメージとは違うが、この役者が良い、と決める。

キャストが決まったら、まず皆で顔合わせとテーブルリーディング(Table Reading)と言って最初から最後まで読む練習をする。その後、監督とそれぞれの役者がシーンの意味や目的、キャラクター・アーク(ストーリーが進むにつれ性質の移行)など確認しながら、リハーサルを必ずやる。シーンが物足りなかったり、うまく行かない時もあるが、台詞を変えてみたり、動きを変えてみたりして色々試行錯誤する (役者に説明する際、Ned Manderino著書の「All  About  Method  Acting」の本がわかりやすくて役に立つ)。

準備万端でも実際の撮影時には、そのロケ地や時間や衣装や雰囲気や気分によって、さらに調整が必要となる。役者の良さを引き出すための一つの良い方法は、その本人が既に持っているモノを最大限利用することだ。癖や仕草などもだ。

ミニ・バスケのセットはブラッド役のアダム自身がバスケットボールをやるので、オフィスの大道具の一部として取り入れた。ハリウッドでは実際にオフィスにピンボールのゲーム機や卓球台など置いてあるのを良く見かける。

なるべく本物のキャラクターになるための工夫だ。撮影の合間にも彼は、リラックスするためバスケボールで遊んでいた。(*DVDのメイキングで拝見できます!)

またアダムは指でペンを動かすのが癖だ。時間の持て余し中、思考中、ごまかす時など無意識で行う仕草をこのシーンで使った。台詞の言葉は嘘っぽい時もあるが、「癖」「仕草」や「動き」は「嘘」は付かないのである。つまりリアルなのだ。

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  • 2009/11/02(月) 13:08:28

プロフィール


nagadoifilms



1963年東京生まれ。東京出身。1987年ミネソタ州マカレスター大学卒業後、アーサー・ヤング・インターナショナル(現アーンスト&ヤング)入社。1994年UCLA大学院映画学部にて修士学位号(MFA)取得。MPAA(全米映画協会)賞受賞UCLAシネコ映画団体代表。

1999年春、短編「モーメント・カフェ」がヒューストン・ワールドフェスト映画祭で金賞受賞。2000年2月初長編スリラー映画「Cruel Game」DVD全米リリース(ユニバーサル)。「エンジェルゲーム」DVD日本マーケットリリース(D’s Gate)。「Deception」海外40ケ国配給中。

SAG-AFTRA(全米俳優協会)会員。俳優として、映画『硫黄島からの手紙』(市丸少将役)、ヒストリー・チャンネルTV戦争ドラマ『ザ・ラスト・ミッション』(井田中佐役)、映画『The Final: The Rapture』(ジャーナリスト役)などに出演。

監修書に『ハリウッドを笑い飛ばせ! 映画が面白くなる業界ウラ話』(小学館集英社プロダクション、2012年)、訳著に『パワー・オブ・フィルム 名画の法則』(キネマ旬報社、共訳、2010年)。2015 年、短編小説電子書籍『ネオ昭和青春ノベル・シリーズ』(全5シリーズ全10話)が知玄舎から配信。

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