ジェニーの秘密とマグネシウムの関係とは…?
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ユキのルームメート、ジェニーはしばしば朝起きると二日酔い。いつもあくびをするジェニーの生活ぶりが想像できる。日本の風味を出すため、日本のおわんや和紙の照明がそつなく置かれている。黒いシックな日本の羽織を着ているのも注目。
カップには「LOVE SUCKS」(恋愛なんてこりごり!)とあり、ジェニーの懐疑的、厭世的、ニヒリズム的、ダダイズム的な思想が表れている。どんなシーンでも、細かく洗練された工夫で「味」を出すのが大切だ。ジェニーは、エネルギーを出すために(カップの横にある)「とってもマグネシウム」を愛用。メイティア社で「こめいいすい」や「マグネフォース」となって現在販売中。
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- 2009/10/30(金) 10:05:55
舞台裏エピソード:和紙の特別プレゼント箱を開けるコツとは…?
映画エンジェルゲームでは、初めてのデートでユキがブラッドにプレゼントを渡すシーンがあるが、箱がすぐに一回のアクションで開けられるように工夫されている。
本当ならリボンが巻かれたり包装されたりするが、「映画の世界」では、リボンを取り外したり、包装を開いたりなどの動きが(何かしら意味のある行動でない限り)無駄な時間になる。
同じ様に、今度はブラッドがユキにお返しのプレゼントを渡すシーンも、一回ですぐに開けられる。リボンは箱の上に付着済みだ。日本の風味を出すために、男向けには落ち着いた感じの緑色の和紙で、女性向けには愛情を表す赤色の和紙でプレゼント箱を作った。こういう箱作りの工夫は映画製作では定番になっているのだ。
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- 2009/10/29(木) 09:52:49
「チェーホフ」と「サハリン(樺太)」と映画「エンジェルゲーム」の関係とは…?
ジェニーとブラッドが「浮気」疑惑で口論するシーンがある。ジェニーは「アントン・チェーホフは、兄が死んだ後、旅に出た話をしていただけ…」と言い訳っぽく言うが、「旅はどこへ?」と疑問に思う人もいるだろう。実は答えは出ている。
チェーホフは、当時は過酷な流刑地であり、まだ誰も知らない未開の地サハリン(樺太)を旅したのである。兄のニコライが病死のあと、傷を癒す目的でもあった。1893年と1894年に「The Island of Sakhalin」を出版。
冒頭のユキのベッドルームには壁にサハリンの地図が飾ってある。これは謎を解く鍵になるのか…? ちなみに自分の母親がサハリン育ちのためそこからネタを考えた。脚本を書く時の基本ルールで「Write about what you know(知ってることを書け)」がある。身近な話でオリジナリティーを狙った。
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- 2009/10/28(水) 13:06:46