南カリフォルニアの楽しいラグビー旅行!

南カリフォルニアの楽しいラグビー旅行!

ラグビーのモットーの一つで「土曜日はラグビーの日!」という決まり文句がある。まさしくそれを実行するために、チームメイトと405号線と5号線のフリーウェイを南下した。アクセルを踏んで突っ走った。目的地はサンディエゴ大学のトレロ・スタジアム。アメリカ代表対カナダ代表の試合が開催されるのだ。勝った国が、2019年日本で開催されるラグビー・ワールドカップへの出場権を得る重要な試合である。祭日の連休もかさなってフリーウェイは大変混雑し、ロサンゼルスから2時間ぐらいで行けると予測したが、3時間もかかってしまった。そんなのはなんのその。もちろん行く価値はあった。快適な南カリフォルニアの晴天日で(焼け付くような暑さだったが!)、時折、絵画のような素晴らしい景色の太平洋からちょっとした心地よい潮風が吹いてきた。キャンパスにあるスタジアムとその周辺の環境は、のどかで美しい。会場もフレンドリーでエネルギーを感じる雰囲気だった。主催者側はこのイベントを是非成功させようと、その準備が結構大変だったと思う。道路の入口から多数の車をきちんと駐車場まで誘導できるように沢山の交通整理の係員が配置されていた。駐車場も充分確保され、並ぶことなく大きな広いトイレもあったし、警備員のチェックもしっかりしていた。さらにアルコールを飲む人たち専用の指定区域もロープで設定されて、しっかりと運営できるようその意気込みが伝わる。多数のラグビー仲間たちに再会できた。中には、長年会っていなかった人も。ラグビーのようなユニークで不思議なつながりや仲間意識を体験できる場は、他にないであろう。ファンは歓迎されて楽しく試合観戦ができる素晴らしい雰囲気を見事に作り上げていたのだ。



試合はというと、前半はどちらも拮抗して互角の勝負。まるで一週間前にカナダのオンタリオで行われた前回の試合(結果は28対28で引き分け)の内容のようだった。カナダ・チームをあなどってはいけない。安定した粘り強いチームだ。事実、1987年に第一回ラグビー・ワールドカップ大会が始まって以来、一度も出場を逃したことがない。しかし後半になり、試合が進むにつれ、陽炎が徐々により激しく立ち始めると、より厳しく鍛錬され、より自信がついたように、より確固たる決意をむき出しになったアメリカのパワーがついに炸裂。FW全力の押しと、BKのキック作戦が功を奏しいくつもの連続トライを決めた。2019 年どうしても太平洋を渡って日本に行きたいというアメリカの紛れもない究極の願望に火がつき、その後、後半は主導権を握りほぼ絶えずゲームの流れを支配していた。まるでチームの各選手たちの神経細胞が一気に結合し、破壊力抜群の怒涛のアタックを生んだようだった。そのエネルギーは落ちることなく、さらに得点を伸ばしていった。生きるか死ぬかの大切な試合をアメリカのホームグラウンドで、こんなに熱狂的に応援しているファンの前で、負ける分けがない。それに、アメリカのキャプテンであり、最も偉業を成し遂げた最高のアメリカ選手、トッド・クレバーがこの試合を最後にアメリカ代表(イーグルス)のユニフォームを脱ぐのだ。これまでトッドは、NTTコミュニケーションズのシャイニングアークスやサントリーのサンゴリアスに所属し日本のトップリーグでプレーした。その以前は、ニュージーランドのノースハーバー(州代表選手権)、南アフリカのスーパーラグビーのライオンズ、イギリスのプレミアシップのニューキャッスルでもプレーした。彼は真の国際的選手だ! 数年前、ロサンゼルスで日本代表がアメリカ代表とテストマッチをした際に、栄誉にも彼に直接インタビューできる機会を得た。大変ナイスな男で、日本とアメリカのどちらのチームも近い将来オールブラックスを倒そう!と話は盛り上がった。冗談ではなく、夢を見るのではなく、実際に実現させようと誓い合った。



とにかく、猛暑の中アメリカがカナダを完全に溶けるまで打ち負かした。完勝によって栄光を掴んだ。充分に誇れる勝利である。応援していた観客は、両チームのスポーツマンシップ、運動選手としてのタフさ、忍耐強さに感服し、総立ちして何度も熱烈な惜しみない拍手を送った。日本でのワールドカップの楽しみがこれで2 倍に増えたことも喜んだ。

アメリカ52-16カナダ
この殊勲の勝利の結果アメリカは、本大会でプールCに組み込まれる。すなわちここは『死のグループ』と言われているのだ。

イギリス
フランス
アルゼンチン
アメリカ
トンガ

興味あることに、実は、カナダもまだ出場のチャンスはある。もし来年2018年1月、2月に対戦相手のウルグアイに(ホーム&アウェイ)2試合のテストマッチで(得点差で)勝ったのなら、プールDに組み込まれる。競争レベルから判断して他と比べやや緩めのグループと言われている。

オーストラリア
ウェールズ
ジョージア
フィジー
(後1チーム:アメリカ地区2)



試合開始前、会場で自分たちの席を探しにうろついていた時、チームメイトのヨシ選手が、入り口そばの階段の所に居るアメリカ女子チーム代表(アメリカン・イーグルス)選手たちを見つけた。幸運にも一緒に写真を撮ってくれた。彼女たちは、とてもフレンドリーで朗らかで純粋で礼儀正しかった。明るくニッコリ笑顔だが、グラウンドでプレーをし始めると、虎のように、鷲のように、活力いっぱいの強靭なワンダーウーマンになって闘うのだ。アメリカ対カナダの試合の後に、アメリカ女子代表チームと初めての女子プレミア・リーグ・オールスター・チームとの試合が行われ、50 対0 で圧勝した。彼女たちも応援しよう! 女子ラグビー・ワールドカップが来月の8月アイルランドで開催される。

女子アメリカン・イーグルス
https://www.usarugby.org/womens-eagles/



ホープ・ロジャース(プロップ)、キンバー・ロジアー(スタンド・オフ)、サラ・パーソンズ(フランカー・ナンバーエイト)、アビー・グスタイティス(ロック)。皆、チームの要になる有能なスター選手たちだ。

結論を言えば、我々のこの「土曜日はラグビーの日!」のスローガンを忠実に成し遂げた。その証拠として、顔、腕、首が真っ黒に焼けた。試合の後には、声がしゃがれてしまい、手のひらも赤く腫れた。アメリカが点数を入れるたびに、思い切り声を出して応援し何度もハイタッチをした結果である。とにかく楽しいラグビー日和であった。このラグビーの試練の旅はまだまだ続く……。



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  • 2017/07/29(土) 07:25:21

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nagadoifilms


1963年東京生まれ。東京出身。1987年ミネソタ州マカレスター大学卒業後、アーサー・ヤング・インターナショナル(現アーンスト&ヤング)入社。1994年UCLA大学院映画学部にて修士学位号(MFA)取得。MPAA(全米映画協会)賞受賞UCLAシネコ映画団体代表。

1999年春、短編「モーメント・カフェ」がヒューストン・ワールドフェスト映画祭で金賞受賞。2000年2月初長編スリラー映画「Cruel Game」DVD全米リリース(ユニバーサル)。「エンジェルゲーム」DVD日本マーケットリリース(D’s Gate)。「Deception」海外40ケ国配給中。

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