コラム「敗者復活戦はフェア?」

コラム「敗者復活戦はフェア?」

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さらなる 分析!

今回の柔道で取り入れられた、準々決勝(ベスト8)まで残ったら、敗者復活戦のチャンスがある仕組みを図で説明しよう。



ベスト8に残ったのは、A、E、I、M、Q、U、Y、♥の8名だ。
ベスト4に残ったのは、A、I、Q、Yの4名だ。(この時点でみな4位以上となるが…後に説明)
決勝戦は、AとQの2名で、二人は金と銀は確定される。Aが勝ち金メダル(1位、優勝)、Qが銀メダル(2位)としよう。

銅メダルの3位決定戦は2つあり、つまり2個のメダルが与えられる。ちなみにボクシングは敗者復活戦や3位決定戦がなく、ベスト4に残った時点で3位以上確定で、準決勝で負けた2名が銅メダルになる。

Aが金、Qが銀なので、残り6名(E、I、M、U、Y、♥)で2つの銅メダルを争うこととなる。

準決勝まで行って負けた2名(IとY)が、3位決定戦のそれぞれのブロックにはいる。第一シードというか、あと一回勝てば銅メダルになる。

準決勝に行けず、準々決勝で負けた4名(E、M、U、♥)は、3位決定戦の1回戦目にまわされる。

ここでよく見てほしいのは、1回戦は本戦と同じブロックの負けた者同士が対戦する。その次に当たる決定戦の相手は別ブロックの選手とぶつかる。つまり、本戦左のブロックのEとMは、3位決定戦ブロックでは、右側になり、勝った選手がYとあたる。

同じように、本戦右のブロックのUと♥は、3位決定戦のブロックでは、左側になり、勝った選手がIとあたる。

これは、同じ選手と再びあたらないよう避けるための仕組みだ。もし、EとMが、左側の3位決定戦のブロックになってMが勝つと、再びI と戦うことになってしまう。

銅メダル(3位)は、図のように、UとMが勝ったことにしよう。そして負けたIとYは、ベスト4に残ったにも関わらず、記録上は5位になるらしい。残念だがしょうがない。

ここで注目!

もう一度、図をよく見ると、銅メダルを獲得したM選手は、本戦の準々決勝でI選手に負けている。

ということは、I選手から見れば、自分が勝ってベスト4に進んだのに、負けた相手のM選手が、その後敗者復活戦で勝ち上がって銅メダル(3位)になってしまう可能性もあるのだ! 何とも言えない矛盾というか、やるせなさというか、仕組みの落とし穴があったのだ! フェアと言えるか?

しかし! 
I選手とM選手のこの大会の総合成績を見ると以下のようである。

I 選手(3勝2敗)
1回戦Jに勝利
2回戦Kに勝利
準々決勝Mに勝利
準決勝Aに敗北
3位決定戦にUに敗北

M選手(4勝1敗)
1回戦Nに勝利
2回戦Oに勝利
準々決勝Iに敗北
敗者復活戦Eに勝利
3位決定戦Yに勝利

これを見ると、M選手の方が成績は勝っている。銅メダルは妥当とも言えようか…?

図を眺めて色々な可能性を探ると、もしI 選手が3位決定戦でU選手に勝って銅メダルとなる。そしてM選手も銅とすると、自分が負かした選手(IはM を一度破っている)も同様に3位というのも変な感じがする。確か柔道で日本と韓国の選手実際に起きた。

もし、EとI が銅メダルを取ったら、金メダルのAにとっては、自分の直接対戦で負かした相手2人が、銅になるもの不思議な気持ちかもしれない。

なにわともあれ、勝負の世界は厳しいのだ!

今後、さらなるフェアな敗者復活戦の仕組みを数学博士?によって作り出されることを望む!



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  • 2012/08/30(木) 01:25:38

映画ミソコネシリーズ! 圧巻「二百三高地」!

映画ミソコネシリーズ! 圧巻「二百三高地」!

1980年の劇場公開当時の自分はまだ高校生。観たかった映画だったがずっと見損なっていた。おそらくその時観ても、正直な所、あまりピンとこなかったと思う。自分が年を取ってきて政治経済社会そして歴史などに興味を持つようになったので、見る心構えが違うと思う。第二次世界大戦後樺太から引き上げてきた母親の話をきっかけに、日露戦争の意味、重要性、その後の日本を取り巻く世界情勢の影響を考えるようになったのだ。「もっと詳しく知りたい」という気持ちが芽生え、やっと手にしたDVDを拝見した。



184分という二部構成になった大作だが、長さは全く気にならない。懐かしい顔の名優達が勢揃いする豪華キャスト。よくもこんなに揃えることができたなあ、と東映の製作側の意気込みが伝わる。皆、どの俳優も素晴らしく見事だが、特に夏目雅子が本当に美しく奇麗で輝いている。婚約者の小賀(あおい輝彦)との出兵前の二人のシーンは、愛、誠、耐、悲がひしひしと伝わってくる。暗くした部屋の中で舞台のような照明は、悲哀の心情がとても似合っていた。


そしてなんと言っても、エンディングの乃木将軍(仲代達矢)が明治天皇(三船敏郎)の前で奏上文を読み上げながら泣き崩れるシーンは圧巻である。そっと肩に手を置く明治天皇。夏目漱石の「こころ」を思い出す。明治天皇の崩御、乃木将軍の殉死に象徴される『明治の精神』が描かれている。究極の忠誠心である。プライスレスの男泣きだ。



当時は今のようなCG(コンピューターグラフィック)が使われていない時代だから、爆破シーンなどはとてもリアルで臨場感が伝わる。スケールも大きくまさに日本映画のエピックといえよう。さだまさしの、なんとも言えない震えを誘う歌「防人の唄」もぴったりだ。聞いているだけで、涙があふれてくる。画面に大きな歌詞が映し出されるアイデアも新鮮に映る。

戦争反対、平和を願う、というテーマはもちろんだが、それぞれのキャラクターの置かれた立場、任務遂行に葛藤があり耐えて苦しみ、乗り越えていくというドラマだ。右翼、左翼というプロパガンダというより、当時、日本の政府上層部、軍人、民間人、皆団結して、世界におけるこれからの日本の将来、生きるか死ぬかを真剣に考えて任務を全うしていた責任感、一体感に感銘を受ける。なかなか必死になって生きていく必要性も感じない今の冷めた時代と比較すると、まさしく熱き明治時代を感じる。前へ前へ、上へ上へ、と向上心と共に世界に向けて進んでいた時代だ。

もちろん世界のどこかでいつも戦争は今でも勃発しているが、日本は現在、確かに平和である。そしてそれは、当時彼らのような先人さんたちの遺産の故ということをしっかり理科しなければならない。戦争は悲惨で悲劇であることは変わりない。平和のための戦争、というのは矛盾かもしれないが、ヨーロッパ、アメリカが東洋の国々を植民地にし、危機を感じた日本は自国の防衛戦争で、そこに立ち上がったことは間違いない。そもそも「植民地政策」を考えて実行すること自体が、人間の邪悪な欲望であり、差別を生んだガンである。よくよく考えると、人間とは恐ろしいこと発想し、行動する動物である。どうして人類が始まった当初から仲良くできなかったのであろうか? これまた解のない、究極の理想論であるのでこれはここでやめておこう。

とにかく、そんな情勢の中、このアジアの小国が大国ロシアを破った日露戦争は世界にショックを与えた。この勢いがますます日本が戦争大国へ進むきっかけになったのも事実だろう。

ストーリーは、まずいきなり軍部上層部のお偉いさん達の会議からはじまる。日本海でロシアのバルチック艦隊と戦うことになると予測した海軍は、ロシアが当時占領していた遼東半島の旅順港に停泊する太平洋艦隊に、どうしてもダメージをあたえる必要があった。それもヨーロッパから迂回してくるバルチック艦隊が到着する前にである。その旅順を巡る攻防戦のカギになる場所が203高地であった。そして海からだけでは攻めきれない海軍は、内陸側から攻める陸軍の力が必要だった。陸軍司令官の乃木希典を中心に、戦略、戦闘の推移が描かれる。

金沢の教師である小賀武志(あおい輝彦)はトルストイを愛し、ロシア文学を学び、ロシア語も得意。佐知(さち・夏目雅子)と恋に落ちる。少隊長として出兵するが、想像を絶する戦争の悲惨さを体験し、最後はロシア兵を憎むまでになる。志願する者、召集される者が集まり、訓練を受けて、最前線に送り込まれる兵隊達の様子や心情も描かれている。豆腐屋のせがれ木下九市(新沼謙治)やヤクザの牛若虎太郎(佐藤充)だ。そして幼い二人の子供を残して出兵する職人の気の弱い米川乙吉(長谷川明男)の別れのシーンが泣けてくる。それぞれ違う環境で育った性格も異なる民間の兵隊たちが、隊をつくり、力を合わせ、助け合い、思い合い…人情味を増す。人間臭い兵士達のコミカルなやりとりやエピソードもテンポよくストーリーに融合されている。政治的な日本の活路を見出すには、こういう巻き込まれた的(彼らも犠牲者的な)存在のキャラクターを描いた所に、この作品の奥深さを感じる。

当時は、大砲は数も球が飛ぶ距離も限られていたし、マシンガンやB29などの爆撃機もまだ存在しない。とにかく多数の兵隊が前線にでて鉄砲と槍でとにかく前へ前へ出て土地を占領する戦術だ。初期の攻撃では、出撃してはほぼ全員玉砕をくりかえしてしまう。無謀な作戦だ。乃木大将らは司令官としての葛藤や能力を問われるジレンマ続きだ。のちに科学的合理的より精神論だけを強いた結果だと批判されてしまう。乃木希典の息子2人も戦死してしまう。知らせを聞いて、何事も言わず、手だけが震えている。どんな状況ともじっと最後まで耐え、さりげないリアクションの乃木希典。でも見る側にはひしひしと辛さ苦しさ、孤独の悲哀が伝わる。のちに神格化される彼の人間性も理解できるようになる。


陸軍と海軍との確執。日本の本部と、満州や現場との確執。あらゆる状況に置かれる上層部たちの苦悩が描かれる。作家・司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」では、乃木希典大将、参謀達の能力が劣っていたために多大な犠牲者を出した、というのが定番になったが、この作品を見て、大本営にも落ち度があったのが理解できる。

戦場でのシーンでは、バタバタ倒れていく兵士、血しぶき、叫び声、これでもかこれでもかと映し続ける。最後に203高地を勝ち取り日本国旗を掲げるが、犠牲者の兵士の数が尋常ではない。そして負傷している敵の兵士を助けようとすると撃たれたり、恐怖と狂乱の世界が描かれる。

日本海大海戦に大勝利した海軍の東郷平八郎たちが、降伏したロシアの幹部たちとの集合写真が有名だ。当時は戦争のマナーもきちんとしていたとは聞くが、美談以外のはなしも色々とあったとは察する。日露戦争の勝利は、なんとなく海軍の活躍が注目された感があるが、陸軍の多大な犠牲を支払ったゆえ、その結果を導いたのだ、ということを教えてくれる映画である。そして、戦争の事実をきちんと次世代へ伝えていくことが、平和への鍵であると痛切する。是非とも お勧めする作品である。ちなみに当時のアメリカ大統領であるセオドア・ルーズベルトは、ポーツマス条約締結に至る日露の和平交渉の功績が評価されノーベル平和賞が受賞された。






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  • 2012/08/18(土) 09:22:31

コラム:偶然と必然

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  • 2012/08/15(水) 02:14:04

プロフィール


nagadoifilms


1963年東京生まれ。東京出身。1987年ミネソタ州マカレスター大学卒業後、アーサー・ヤング・インターナショナル(現アーンスト&ヤング)入社。1994年UCLA大学院映画学部にて修士学位号(MFA)取得。MPAA(全米映画協会)賞受賞UCLAシネコ映画団体代表。

1999年春、短編「モーメント・カフェ」がヒューストン・ワールドフェスト映画祭で金賞受賞。2000年2月初長編スリラー映画「Cruel Game」DVD全米リリース(ユニバーサル)。「エンジェルゲーム」DVD日本マーケットリリース(D’s Gate)。「Deception」海外40ケ国配給中。

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